食品工場では実に様々なタイプのロボットが活躍しています。このページでは、実際に食品工場でどのようなパレット搬送ロボットが用いられているのかをご紹介します。
Automatic Guided Vehicleの頭文字を取って呼称されている、無人搬送車を指します。
自動的に、ガイドに従って施設内を走ります。
事前にプログラムされたソフトウェアによって制御されており、磁気テープやビーコン、バーコードを検知し、固定された経路を走ります。
Autonomous Mobile Robotの頭文字を取って呼称されている自律的に移動するロボットです。ステアリングだけではなく、加速・ブレーキといった制御まで自分自身で判断して行い、ビーコンやバーコードといったガイドがなくても、ナビゲーションシステムで地図と現在地を読み取り施設内を移動します。
AGVとAMRの大きな違いとされているのが走行方式です。
「自動で走行する車両」と定義されているAGVはビーコンやバーコードといったガイドが必要です。
一方、AMRは搭載されたセンサーから自己位置を推定し、自ら判断して移動する「自律走行搬送ロボット」と定義されています。そのためガイドが不要です。
AGVの移動範囲は設定されたルートの範囲内です。ビーコンやバーコード等、誘導体にてルートを設定しなければならないので誘導体が設置されていない場所での走行はできません。あくまでも固定ルート上のみを移動するもので、固定ルート上に何らかの障害物があっても走行不能となります。そのため、AGVを円滑に作動させるためにはルート確保が必須です。
一方、AMRは自律式です。ガイド不要、周囲の環境を認識し、ルートを走行します。例えば床に何らかの障害物があった場合には回避して移動できます。目的地の変更も簡単に行えるので、AGVの導入が困難とされていた場所での運用も可能です。
-30℃でも動作可能なAMRです。耐結露仕様となっているので冷凍やチルドと常温の異温度帯間搬送に適しています。
最大16時間稼働、全機種約170mmと低床タイプなのでカゴ車・パレットの搬送に対応。また、移動だけではなく充電も自動で行えるので人がいない夜間帯でも効率的な操業を期待できるでしょう。300kg、600kg、1000kg、1500kgの4タイプがラインナップされています。
参照元:株式会社ピーエムティーhttps://x-sprovider.jp/products/
360°の周囲確認が可能な高精度安全レーザースキャナを搭載したAMRです。EN1525およびANSI B56.5-2012のグローバル安全企画に準拠、音声と視覚を認識するだけではなく、手動による非常停止が可能です。
フォークリフトやハンドリフト作業が想定されていることから、倉庫管理システムや基幹システムとの連携まで想定されています。参照元:高千穂交易株式会社 https://www.takachiho-kk.co.jp/prod/logistics/greyorange/
連続稼働時間は6時間から8時間、充電ラインでの自動充電が可能で、0℃から45℃に対応したAMRです。
500kg、1000kg、1500kg、2000kgの4種類の耐荷重モデルが用意されており、3秒で方向転換可能なスペックとなっています。シャフトやリフターが故障してしまった場合でも、相互交換が可能なので他のシャトル・リフターを使用して作業を継続できます。
参照元:物流倉庫プランナーズ https://lplanners.jp/products/robopale/
パレット搬送ロボットも多々登場していることが分かっていただけたのではないでしょうか。それぞれAMRというカテゴリーは同じでも、細かいスペックが異なります。
そのため、パレット搬送ロボットの導入を考えているときには倉庫の環境や予算、メンテナンス性、さらには耐荷重や他のシステムと連携できるのかといった点を考慮する必要があります。
その点でもまずはAGVとAMRの二択が考えられます。ルートを設置するAGVと自律式のAMRは、性能や汎用性という点ではAMRの方が優れています。しかし、倉庫環境によってどれだけのメリットを享受できるかが変わりますので、まずは自らの倉庫環境、さらには「どうしたいのか」についてを考えてみましょう。


食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。


多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。


食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア(2021年4月時点)が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由:幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」(https://www.farobotsier.com/)の会員であるロボットシステムインテグレーター138社(2021年7月1日時点)の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
(1)検査工程:食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
(2)温度管理:食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
(3)工場全体:「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。