このページでは、食品工場などで広く導入されている充填機について解説しています。特徴や用途、解決できる課題、導入のメリット・デメリットなどを詳しくまとめています。
食品工場における充填機とは、袋やカップ、瓶、トレーなどに食品を詰める機械を言います。一般的には、ベルトコンベア上を流れてくる容器が充填機の真下に来た際に、機械から適切な食品が設定量だけ充填される仕組みです。
容器が流れてきたタイミングで人がボタンを押して充填するタイプや、センサーによって容器の位置を判断して自動的に充填するタイプなどがあります。
充填機は、食品工場のほか化粧品などを取り扱う化学系の工場でも広く利用されています。
一日に大量の食品充填が必要な工場では、自動充填機や半自動充填機が用いられます。また、一日の食品充填個数が少ない場合には、手動充填機が用いられることもあります。
なお自動充填機は、コンベアだけではなくお握りマシンや深絞り包装機などの設備と連動させることも可能です。
充填する食品の種類や性質により、食品工場で使用する充填機の種類が異なります。食品工場では、主に以下の4種類の充填機が活躍しています。
充填する食品がドレッシングやプリンなどの場合、液体充填機を用いることが一般的です。容器が充填機の真下に来た際、充填機の出口から必要な液体が必要量だけ充填される仕組みです。
クリームやジャムなど、粘性のある食品を充填する場合には、粘体充填機を用います。
小麦粉、きな粉、砂糖などの粉ものを充填する際には、粉体充填機を用います。
コーヒー豆や米、大豆など、粒状の食品を充填する際には、粒体充填機を用います。
一日に数千個や数万個など、大量の食品の充填を必要とする工場では、自動充填機は不可欠と言って良いでしょう。作業効率化、量産化、人件費削減など、自動充填機を導入することがさまざまなメリットにつながります。
また、設定した分量を正確に充填できることから、経験などに基づく人の目分量に頼るよりも、安定した食品製造が期待できます。
食品工場に導入されているロボットの多くは高額ですが、中でも特に充填機は特に高額とされています。大半のメーカーでは、価格について「要問い合わせ」となっていますが、安い機種で数百万円、高額な機種では数千万円かかることが一般的です。
手動でも十分に充填できる量(一日300個程度など)であれば、高額な費用をかけて充填機を導入する意味が薄れてしまうので注意が必要です。
充填機は、多くのメーカーからさまざまな機種が販売されています。導入を検討している場合には、ネット等で各機種の概要を把握した上で、気になるメーカー(または代理店)に直接問い合わせてみると良いでしょう。


食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。


多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。


食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア(2021年4月時点)が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由:幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」(https://www.farobotsier.com/)の会員であるロボットシステムインテグレーター138社(2021年7月1日時点)の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
(1)検査工程:食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
(2)温度管理:食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
(3)工場全体:「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。