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製品整列ロボット

このページでは、食品工場などで広く導入されている製品整列ロボットについて解説しています。特徴や用途、解決できる課題、導入のメリット・デメリットなどを詳しくまとめています。

製品整列ロボットとは

製品整列ロボットとは、食品を高速で所定の位置へ整列するロボットです。食品工場での製品製造工程にはいくつかありますが、それらの中で整列工程に特化したロボットが、製品整列ロボットになります。

従来、食品工場における製品の整列は人の手で行われていましたが、人手不足や生産性向上などへのニーズから、製品整列ロボットは食品工場の多くで導入されています。

食品工場での製品整列ロボットの使用用途

主に、ベルトコンベア上を流れてくる個包装された食品をピッキングし、所定の位置へと自動的に移動させます。製品の箱詰めや最終包装にいたる前段階の仕分け作業をロボットが自動的に行う形です。

ロボットには得意分野と苦手分野がありますが、製品整列などの単純作業は、ロボットのほうが人よりも正確かつスピーディに行うことができます。

食品工場で使われている製品整列ロボットの種類・解決できる課題

各種食品の整列装置

ベルトコンベアの前上に設置され、装置からアーム等が伸びるなどの要領で、流れてくる製品を正しく整列させます。

かまぼこ、饅頭、揚げ物、かにかま、ゼリーなど、さまざまな製品の整列工程で活躍しています。

パラレルリンク

別ページでも詳しくご紹介していますが、パラレルリンクは製品整列ロボットの一種とされています。ベルトコンベア上を流れてくる食品をピックアップし、決まった位置へと自動的に配置するロボットです。

ビジュアルセンサーと連動させることで、同じベルトコンベア上を流れる複数の種類の製品を仕分けながら製品整列をすることもできます。

食品工場で製品整列ロボットを導入するメリット・デメリット

製品整列ロボットを導入するメリット

これまで人による作業が必要だった製品整列がロボットにより自動化することで、人材不足の解消や人件費削減、生産スピードの向上、不良品の流出防止など、さまざまなメリットが生まれます。

また、人とは違って休憩や休日なく作業をできるため、他の工程のロボットと最小限の管理者のみ配置すれば、工場を24時間稼働させることも可能となります。

製品整列ロボットを導入するデメリット

一般に製品整列ロボットは大がかりな設備となるため、イニシャルコストは大きくなります。人件費削減や製品の量産化につながるためランニングコストの削減にはつながりますが、導入初期のコストは大きくなることを避けられません。

またロボットは機械である以上、突発的な不具合が生じるリスクもあります。小規模な工場の場合、製品整列ロボット1台に不具合が生じただけで、工場の多くの工程を停止せざるを得なくなるかもしれません。

製品整列ロボットを導入する際の相談先は?

すでに多くの食品工場で製品整列ロボットが導入されているため、多くのメーカーからもさまざまな機種が販売されています。

メーカーへ直接問い合わせるか、もしくは代理店に問い合わせることで、自社に適した製品整列ロボットを紹介してもらうことができるでしょう。

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