FAMSの特徴や取扱い製品・サービスについて調査しました。
産業機械メーカーである安川電機のメカトロニクス技術を活用した生産自動化装置会社。
農業や食品工場などにおける、人手不足や人件費のコストカットによる自動化・省人化、自然災害や季節変動など天候に左右されない安定した生産などの課題を解決するため、野菜自動生産システム、中食用専用装置、ロボットによるピッキング・パッキング・パレタイジング装置などによる生産ラインの自動化を提案しています。
FAMS設立は、安川電機が掲げる長期経営計画「2025年ビジョン」における新たなビジネス創出の一つ。「食」への生産自動化への取り組みによるもので、野菜生産システム用装置の生産・販売を主力事業にしています。
安川電機では「世界初」にこだわった機械やものづくりを推進しており、小型の産業用ロボットとクリーンロボットは北九州市のロボット村にある工場で、中・大型産業用ロボットは福岡県で製造されています。
種まき、間引き、移植、収穫といった栽培作業の自動化に、安川電機のモーションコントロール技術、ICT技術、ロボット制御技術を活用しています。
コマ（樹脂製の土台）にモーション制御で正確に播種し、育成レーンへ投入し育苗。生育状態をセンシング技術で判別しながら不良苗は間引きし、良い状態の苗は育レーンへと移植されます。成長状況をみながら間隔・照明・養液が制御され、短期間でバラツキの少ない良品を育てます。
安川産業のロボット技術を活用し、製品の整列、包装、ケーサー、パレタイザーなどの食品製造工程における作業を自動化。
コンテナ内の食材をコンベヤに投入すると、ロボットが包装機に合わせて整列、盛り付けするスマートロボット包装。箱詰めから封函まで、様々なやり方に対応するロボットケーサー。シールされたカップを整列、仕切りを入れて箱に詰めるカップケーサー。パレタイジング専用ロボットを使った、指定の積み付けが可能なパレタイザーと、様々な製品に柔軟に対応しています。
食品工場のiot化を促進！
ニーズ別のおすすめ会社3選
をチェックする
公式サイトに記載なし
野菜自動生産システムを導入することで、人手作業による異物混入リスクや品質のバラツキを減らし、気候に左右されない安定生産が可能になります。また、食品自動化装置の導入で、人手不足などの解消や人件費のコストカット、出荷量の増加が期待できます。
| 本社所在地 | 新潟県見附市新幸町２-４ |
|---|---|
| 創業年 | 2018年 |
| 事業内容 | 野菜自動生産システム、中食用専用装置、ロボットによるピッキング・パッキング・パレタイジング装置などの生産自動化装置の製造・販売 |
| 公式サイト | https://fams.jp/ |
食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。
多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。
食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア（2021年4月時点）が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由：幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」（https://www.farobotsier.com/）の会員であるロボットシステムインテグレーター138社（2021年7月1日時点）の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
（1）検査工程：食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
（2）温度管理：食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
（3）工場全体：「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。
