High-Pressure Supportは、会長の山﨑氏が高圧処理による米加工食品開発の技術が認められて以来、高圧処理技術の食品利用の実用化についての様々な研究開発を行ってきた経験と実績があります。米加工食品会社の代表ともいえる越後製菓の関連会社として、会社設立前から量産化をサポートしてきたこともあり、高圧処理技術の普及に邁進する会社といえるでしょう。
米製品に自信のある越後製菓とHigh-Pressure Supportの高圧技術によって商品化された製品がパックご飯の「日本のごはん」です。お米に2000気圧を加え、味はもちろん栄養や香りもそのまま、ふっくら粘り気のある食感に仕上がった製品です。災害時にも適しているとされ、日本災害食認定も受けているパックご飯。
高圧処理は非加熱殺菌のため、食品の成分を変化させることなく細菌、カビ、酵母、ウイルスの殺菌を可能としています。また、均一な圧力によってムラなく殺菌することで、短時間での処理ができる点もポイント。
食材の組織を破壊する高圧処理は、食材そのものに含まれる酵素の反応を促進することで、様々な有用成分を増やすといわれています。実際、玄米の高圧処理を行ったあと、アミノ酸の一種であるGABAは4倍になる結果が出ています。高圧処理による酵素反応の促進によりトマトの抗酸化能力がアップするなど、健康志向の消費者が増える今、食品を提供する企業にとっての魅力の一つです。
High-Pressure Supportへの依頼を検討するにあたって、自社が抱える課題を把握することをおすすめします。
工程によって頼るべき企業は異なるため、どこの工程の自動化を行いたいのか(検査工程、温度管理、工場の新設に伴って全て…など)を
明確にすると良いでしょう。
その上で生産性向上の手段の1つとして、ロボットとインターネットを組み合わせた食品工場のためのIoT化を実現できる依頼先を選んでください。
High-Pressure Supportの高圧装置の導入先として多いのが大学です。食品関連の開発や微生物抑制の研究、生体保存などの医療分野の研究にも用いられています。関西医科大学と国立循環器病研究センター、京都大学、大阪工業大学による臨床研究の皮膚再生治療にもHigh-Pressure Supportの高圧処理技術を活用した事例があります。
引用元:https://hpsupport.co.jp/pressure/medical/01/
各メーカーでの新商品開発のためにも導入されている高圧装置。食品メーカーのなかには、エキス抽出の効率を上げるために採用しているケースもあります。High-Pressure Supportでは、装置をレンタルしているため、自社のイメージする商品開発に適しているのかも事前に確認できる点も魅力。
引用元:https://hpsupport.co.jp/pressure/resent
高圧処理は、食品の加工に静水圧を利用する技術が用いられています。高圧処理によって食品の細胞壁を破壊することで、液体の浸透性や成分抽出効率が向上するため、通常の半分以下の食材から濃厚な出汁を取ることも可能です。また、アレルゲンや灰汁の除去にも利用することができるため、様々な食品に対応していることも特徴でしょう。
| 本社所在地 | 東京都港区東麻布一丁目5番5号(越後製菓ビル3F) |
|---|---|
| 創業年 | 平成27年4月1日設立 |
| 事業内容 | 高圧食品の製造・販売/食品加工用及び医療用高圧処理装置の製造・販売・保守管理/食品素材に対する高圧技術の試験及び受託加工/高圧技術を用いた食品製造に関するサポート・技術相談/高圧処理装置導入のための資金相談 |
| 公式サイト | https://hpsupport.co.jp/ |


食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。


多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。


食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア(2021年4月時点)が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由:幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」(https://www.farobotsier.com/)の会員であるロボットシステムインテグレーター138社(2021年7月1日時点)の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
(1)検査工程:食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
(2)温度管理:食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
(3)工場全体:「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。