SDGs17の産業と技術革新の目標にもあるよう、環境に優しい技術や生産方法を取り入れることは、各業界でも意識しているものといえます。ECOLIOは、有機自然循環プロジェクトを掲げ、食品廃棄物を資源として再生利用するスキームを構築し、環境問題への積極的な取り組みを行う会社です。
環境問題にも対応していきたい食品業界が注目する製品が揚げカス搾り機「エクリオ」です。油を取り扱う食品業界は、常に自然発火の危険性と隣り合わせの状況にあります。また、使用済油を廃棄する前に水と廃油を混合にする一次処理のうえ一定期間保管することが必要とされていました。
この危険性と労力の課題に対応し、さらに圧縮処理による揚げカス排出量軽減、CO2排出削減へつなげ、企業の社会貢献をサポートしています。
食品リサイクル法などにより、食品循環資源の再生利用や廃棄物の発生抑制などが求められる食品業界。揚げカス搾り機「エクリオ」は、油を食品循環資源として扱うことを可能にした製品です。排出された揚げカスは、自然発火テストを経て非危険物の認定がされていることも特徴。また、一般的に排出される揚げカスと比べ、表面積75%減という結果がでています。経済産業省から飼料製造装置の認定も受けており、エクリオから排出された揚げカスは有価物としての活用することができる点もポイントでしょう。
油を含んだ揚げカスは全て廃棄物として処分されるのが一般的でした。揚げカスに含まれる油は油槽内の油と同品質であり、そこに着目して開発されたものが揚げカス搾り機「エクリオ」です。これまで廃棄されていた揚げカスの約半分は油であり、揚げカスを搾油することで回収した油は注し油として再利用が可能となります。これにより新油の注し油が減り、コスト軽減に貢献しています。
ECOLIOへの依頼を検討するにあたって、自社が抱える課題を把握することをおすすめします。
工程によって頼るべき企業は異なるため、どこの工程の自動化を行いたいのか(検査工程、温度管理、工場の新設に伴って全て…など)を
明確にすると良いでしょう。
その上で生産性向上の手段の1つとして、ロボットとインターネットを組み合わせた食品工場のためのIoT化を実現できる依頼先を選んでください。
日本全国1,000台導入済みというECOLIOの揚げカス搾り機。主な導入先は、スーパーマーケットをはじめ、外食チェーンや食品加工工場などが挙げられます。導入による産業廃棄物、CO2、コストの3つの効果をより実感できるよう、揚げカス排出量ごとに適した製品の提供が可能な点も魅力のようです。
引用元:https://ecolio.co.jp/cases/
揚げカス搾り機「エクリオ」の導入先の多くが、食品を提供する店舗や工場。発火性のある油を使用することで、安全性の管理はもちろん廃棄物処理にかかるコストも頭を悩ませる原因といえます。また、外食産業のように店舗が各地に広がる業界では、これらの管理体制の強化も課題の一つです。
揚げカス搾り機「エクリオ」を各拠点に導入することで一貫した指導を行え、ムラのない安全性の確保が可能となります。また、これまで実施していた一次処理も不要となり、働くスタッフの労力も押さえることができるでしょう。
本社所在地 | 東京都中央区京橋1-3-2 |
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創業年 | 平成23年10月5日 |
事業内容 | 環境関連事業の企画・運営/揚げカス搾り機【エコリオ】の開発・製造・販売・保守メンテナンス |
公式サイト | https://ecolio.co.jp/ |
食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。
多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。
食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア(2021年4月時点)が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由:幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」(https://www.farobotsier.com/)の会員であるロボットシステムインテグレーター138社(2021年7月1日時点)の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
(1)検査工程:食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
(2)温度管理:食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
(3)工場全体:「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。