粉体工学の分野で製造、検査などの機械を提供している岡田精工を紹介します。岡田精工は、製薬分野での実績が豊富。その知見を食品製造に活用しています。サービスの特徴や提供している製品などをまとめました。
製薬機械の販売、修理からスタートした会社です。昭和47年には杏林製薬 (株)と転動流動層タイプのコーティング造粒装置「スピラコータ」を共同開発。以来、製薬機械の設計・販売で経験・ノウハウを蓄えてきました。
この製薬分野での経験を活かし、一般食品や機能性食品の分野でも、測定評価装置、解析装置から充填機まで、様々な機械を提供しています。粉体工学の分野に着眼して次々に新しい製剤・食品向け装置を開発している会社です。
平成26年、東京本社の1階に「未来望(MILABO)」という名のラボがオープン。圧縮成形プロセスのシュミレータや各種ラボ装置を多数揃えたショールームになっていて、お客様とのコミュニケーションが取れる場になっています。
※参照元:岡田精工公式サイト( http://okadaseiko.co.jp/message/ )
X 線検査装機・金属検出機は、異物混入や欠品を予防するための検出装置です。検出装置では画像処理が重要なため、『IXシリーズ』では、『GA/遺伝的アルゴリズム』を搭載しました。幅広いX線技術で、様々なパターンの異物を検出できるようになっています。モニターは15インチで見やすい仕様。また、ガイダンス付きで操作性も向上しています。オールステンレスとコンベア質の防水構造で劣化にも強いです。HACCP対応の構造で、食品ラインの安心・安全のサポートに力を入れています。
製品製造過程において、床置きホッパなどから次の工程で高所ホッパに移動が必要なケースも少なくありません。健康食品に多い錠剤やカプセルタイプの自動供給・回収機「バケットリフタ」も取り扱っています。前の工程から連続性が途切れることなく、次の工程にスムーズに移行可能。ストックホッパからバケットへは特殊シャッタの開閉式になっているので、前の工程で連続運転できます。ソフトスタート、ソフトダウン機能も備え、搬送物を優しく運んでくれる機械です。
岡田精工の製品・サービスの導入事例は見つかりませんでした。
細やかな配慮を盛り込んだ機械で、スムーズな製造工程を構築。前後のラインの動きをストップせず、生産性を向上します。HACCP対応など、生産性と同時に衛生面の安全性にも配慮。高品質な製品製造に貢献できるように心掛けています。
| 本社所在地 | 東京都世田谷区南烏山4-27-8 |
|---|---|
| 創業年 | 昭和38年 |
| 事業内容 | 製薬機械、粉粒体機械の設計並びに販売/各種化学機械並びに部品の設計、販売、健康機器の設計、製作、及び販売/ブドウ糖、レモンパウダー、ココア、麦芽、乳糖、砂糖、抹茶、クエン酸、香料などの食品の企画、販売/ソフトドリンクの企画、開発及び販売/箱、ラベルなどのデザイン、企画及び販売 |
| 公式サイト | http://okadaseiko.co.jp/ |


食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。


多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。


食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア(2021年4月時点)が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由:幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」(https://www.farobotsier.com/)の会員であるロボットシステムインテグレーター138社(2021年7月1日時点)の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
(1)検査工程:食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
(2)温度管理:食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
(3)工場全体:「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。