HCIの特徴や取扱い製品・サービスについて調査しました。
HCI式張力フィードバック制御システム搭載の撚線機や磁気軸受式撚線機などを手掛ける、ケーブル・ワイヤー製造・検査装置メーカーです。ロボットシステムインテグレータ事業は2008年からスタートさせ、食品工場の作業をサポートするさまざまなロボットを提案してきました。2018年にはロボットセンターを開設し、近畿経済産業局から委託された導入拠点にもなっています。
ケーブル・ワイヤー自動製造用ロボットシステムや溶接用ロボットだけでなく、食品・医薬品・化粧品の三品産業へのロボット開発にも力をいれており、梱包や陳列、ピッキング、加工工程の自動化ロボットも開発・提供しています。
2020年からは、ロボットシステム導入に対して興味はあるけど何をしたらいいのかわからないといった会社を対象に、生産技術の確立からシステム導入までを提案するコンサルティング業もおこなっています。
飲料用ペットボトルや缶の陳列作業を自動でおこなう飲料自動陳列ロボットやパウチ自動投入ロボット、袋詰めワーク自動梱包ロボット、バラ積みピッキングロボットなど、手作業に代わる実用的なロボットを多数制作しています。
省力化・省人化によるコストダウンだけでなく、人的ミスを減らして品質価値の向上や生産性のアップにつながります。
おにぎり番重詰め協働ロボットや食肉移載協働ロボット、食肉自動ピッキング型移載協働ロボットなど、加工品の作業工程もロボットで自動化。人の手による差がなく、均一な製品を作ることができる食品ロボットとして、人件費削減と徹底した生産の自動化、集中生産を可能にしています。
HCIへの依頼を検討するにあたって、自社が抱える課題を把握することをおすすめします。
工程によって頼るべき企業は異なるため、どこの工程の自動化を行いたいのか(検査工程、温度管理、工場の新設に伴って全て…など)を
明確にすると良いでしょう。
その上で生産性向上の手段の1つとして、ロボットとインターネットを組み合わせた食品工場のためのIoT化を実現できる依頼先を選んでください。
多芯ケーブルを独自技術で整線し、各単線の端末加工を自動でおこなえるようにした多芯ワイヤーハーネス自動製造ロボットシステム。緻密で時間のかかる作業を人の手から機械に自動化しました。
三菱電機の6軸多関節ロボットに、クラボウ技術研究所が開発した3Dビジョン・ビジュアルフィードバックユニットを搭載。完成品の検査工程はHCIが開発したAIで判定しています。
参照元:HCI公式サイト(https://www.hci-ltd.co.jp/only-one/ai-system.html)
飲料用ペットボトルや缶の陳列作業の6軸多関節ロボット。24時間在庫を監視し、センサーで商品の向きを一定に揃え、欠品時に自動で補充します。補充状況はタブレットなどで確認することができます。産業・サービスロボットの販売会社・ロボプラスと共同開発しました。
参照元:HCI公式サイト(https://www.hci-ltd.co.jp/news/news_press/entry-593.html)
これまで人の手に頼っていた緻密で時間のかかる作業を自動化できるので、生産性の向上が期待できます。ロボットについて詳しくなくても、HCIが導入のためのコンサルティング業も請け負っているので安心です。
本社所在地 | 大阪府泉大津市式内町6-30 |
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創業年 | 2002年 |
事業内容 | ケーブル・ワイヤー・チューブ・シート製造装置メーカー、ロボット・AIシステムを製作するロボットシステムインテグレータ(SIer)事業 |
公式サイト | https://www.hci-ltd.co.jp/#top |
食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。
多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。
食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア(2021年4月時点)が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由:幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」(https://www.farobotsier.com/)の会員であるロボットシステムインテグレーター138社(2021年7月1日時点)の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
(1)検査工程:食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
(2)温度管理:食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
(3)工場全体:「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。