食品工場向けの画像検査装置や鮮度維持装置を提供している東芝ライテックについて調査しました。生産性向上のポイントや製品・サービスの特徴をまとめました。
光源の高照度化により検査の高速搬送が可能なことから、生産性の拡大につながります。また、オンライン全数検査によって、検査の工数削減も可能です。
異物購入を防ぐことは、クレームの抑制や風評被害の抑制にもつながるでしょう。しかも、IoT化することによって検査に係る人員を減らすことができるため、人件費の削減にもつながります。
東芝ライテックが提供する画像検査装置では、X線検査装置や金属探知機でも検知できない汚れや異物を検出できます。
高画素のCCDカメラを採用した画像検査装置では、最小1㎜の異物を検査。最大80m/minの高速搬出を可能にし、作業の効率化を実現しています。製造ラインの長さに合わせたカスタマイズにも対応しているため、各工場に適した装置の設置が可能です。
※参照元:画像検査装置 | 東芝ライテック(株)( https://www.tlt.co.jp/tlt/products/industrial_light/dust_particle_inspection/dust_particle_inspection.htm )
青果の鮮度を保つ鮮度維持装置を採用することで、食品ロスなどの無駄を省くことができます。光照射で紫外線を当てることで、食品を除菌。みかんやいちごなどの青果の腐敗を抑制することができます。SDGsが叫ばれる昨今、食品ロスも大きな問題の一つです。鮮度維持装置を使用すれば、薬剤洗浄の代替となりさまざまな菌の繁殖を抑制、保存期間の延長が可能になるでしょう。
採用をお考えの場合は、デモ機による照射実験も行っています。
東芝ライテックへの依頼を検討するにあたって、自社が抱える課題を把握することをおすすめします。工程によって頼るべき企業は異なるため、どこの工程の自動化を行いたいのか(検査工程、温度管理、工場の新設に伴って全て…など)を明確にすると良いでしょう。その上で生産性向上の手段の1つとして、ロボットとインターネットを組み合わせた食品工場のためのIoT化を実現できる依頼先を選んでください。
公式サイトに記載なし
1989年に株式会社東芝より分社され作られた東芝ライテック。130年の照明事業としての歴史があり、培ってきた技術力と知識を活かし幅広い事業を展開しています。
その一つが、食品工場向けの検査機器です。X線検査装置による画像検査や 光照射による鮮度維持装置など、食品の衛生管理と食の安全のための機器を供給しています。
食品を含め、さまざまな分野で使用される、殺菌・乾燥・加熱といった用途において、紫外線から赤外線領域まで豊富なラインナップをそろえています。生産性を高めて品質を向上させるためのモジュールとして、産業の発展につながる製品とサービスを提供しています。
照明メーカーとして培ってきた高い技術を駆使し、光照射などを用いて食品工場におけるさまざまなリスクを回避する機器を提案します。
本社所在地 | 神奈川県横須賀市船越町一丁目201番1 |
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創業年 | 1989年 |
事業内容 | LED電球・蛍光ランプ等各種光源 照明器具 配線器具 照明制御関連機器 航空灯火システム 舞台・スタジオ照明システム 車載・産業用光源およびこれらの関連商品ならびに応用装置の製造ならびに販売 電気工事 内装仕上工事 建築工事 鋼構造物工事 機械器具設置工事 電気通信工事等の設計ならびに請負 |
公式サイト | https://www.tlt.co.jp/tlt/index_j.htm |
食品工場に特化したロボットシステムを提案しているロボットSIer。検査装置を搭載した整列・供給、箱詰めロボットシステムなどの開発を手掛けており外観検査の自動化で生産性を向上させます。
多くの仕入れ先の製品を組み合わせ、生産現場の課題解決につながるシステムを提案する産業用機器などの専門商社。工場の自動化やIoT化に注力しており、食品工場の温度管理を自動化させた実績もあります。
食品工場のみならず、OA機器業界や自動車業界など幅広い工場の生産ライン機器の製造実績を持つSIer。130人超のエンジニア(2021年4月時点)が在籍し、工場全体の自動化をマネジメントします。
※選出理由:幅広い業界の生産活動の高度化を推進する「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」(https://www.farobotsier.com/)の会員であるロボットシステムインテグレーター138社(2021年7月1日時点)の中から、食品工場向けのソリューションを提供しており、かつ各ニーズの条件を満たした会社を選出しました。
(1)検査工程:食品工場の外観検査と高速生産を両立するロボットシステムを公式サイトで紹介している企業。
(2)温度管理:食品工場の「温度管理を自動化したい」というニーズに適した提案実績が公的機関に取り上げられた企業。
(3)工場全体:「工場全体のIoT化を進めたい」というニーズに適した規模の設備、製造実績を公式サイトに掲載している企業。